バカガイは、はまぐりのような外見、丸くて薄い殻を持っていてすぐに壊れることが特徴。一般的によく聞く「青柳(あおやぎ)」は、バカ貝の貝殻を取り除いて、むき身にした状態のものを言います。
この「バカガイ」という貝については、名前の由来にはいくつかの説があります。ただし、どの説が有力なのかは定かではないようです。
破家貝と呼ばれたことが由来してる説
この貝の外見はハマグリに似ていますが、貝殻が薄くて割れやすいことから「破家貝」と呼ばれたという話があります。
見た目がバカに見えた説
バカガイはいつも貝の口を開けてオレンジ色の足を出しているので、口を開けて舌を出している様子がまるで馬鹿な人のように見えたから「馬鹿貝」という名前がついた。
捕獲量が由来してる説
バカガイはとてもたくさん獲れるので、「バカに多く獲れる貝」という意味でその名前が付いたという説。
地名が由来してる説
たくさん獲れた地域の名前「馬加(まくわり)」(現在の幕張)から、「バカ貝」と呼ばれるようになったという話もあります。
周囲の反応が由来
人々がこの貝をハマグリと間違えて喜んだことから、「馬鹿が喜ぶ貝」ということが由来。
行動が「バカ」
貝が蓋を閉じずに陸に打ち上げられて鳥に食べられることから、「馬鹿貝」と呼ばれるようになった。
「場替え貝」と呼ばれたことが由来
バカガイがよく住処を変えることから「場替え貝」と呼ばれ、それが変わって「バカガイ」となったという説。